4月15日(土) ベンチュラ〜ロス
私は今までこの101号を何度となく走っているが、
1度もゆっくりとサンタバーバラには寄った事がなかった。
ガス決寸前で、フリーウェイ沿いのガススタンドには寄ったが・・・。
ただこの時、スタンドを探しに迷い込んだ海辺の風景が、
めちゃくちゃ素敵な所で、ゆっくり訪れてみてもいいかなぁと思ったのだ。
話はそれるが、このサンタバーバラにはハリウッドスターの家などもあり、
かの有名なマイケルジャクソンの家もあるそうだ。
この町には、高層ビルなど1つもなくオレンジ色の屋根に白い壁。
スペインの風が漂う。遠くの山々には、高級住宅が点在している。
101号を降りた私達は、メインストリートと思われるステートストリートを走ってみるが、
いまいちガイドブックに書いてある雰囲気と違う。
この道沿いに、レストランやショップが沢山あるはずなのだが・・・。
車で走っていると、気が付かない。
「あれっ、おかしいなぁ〜?らしいショップなんて見当たらないじゃん」
「道を間違えたのかなぁ?」
友人にガイドブックを見てもらうが、この道でいいらしい。
ここは車の通りも多く、ゆっくりとチェックできない。
今回ここに寄るに当たって、小さな町なので詳しく調べなくて
いいだろうと、事前に全く調べなかったのだ。
甘かった。時間もあまり無いし・・・「もう、いいやっ。次、行こう」
いとも簡単に、サンタバーバラを諦めて次の町、ベンチュラに向かった。
ベンチュラは、ロスへ向かって30分くらい走った所にある小さな海辺の町で、
とてものんびりでき、ノスタルジックな雰囲気があります。
実は数年前にここで、美味しいタコス屋を見つけて気に入ってしまったんです。
げんきんな奴でしょ?アハハッ
平日は観光客も少なく、チョット寂しいきもしますが、さすがに土曜日の今日は人と車で溢れています。
町のメインストリートから少し離れたスーパーの駐車場に車を止めて、まずはタコス屋を目指す。
しかし、これが私の記憶違いで結構距離があったのだ。
でもその分、町の散策を楽しめたのでよしとしよう。都合の良い言い訳かぁ?
上の写真は、Figueroa St.とSanta Clara St.の交差点で撮ったものです。
一番奥に見える白い建物が、ミッション・サン・ブエナヴェンチュラ。
拡大した物が、右の写真。
教会の前には、白いリムジンがど〜んと陣取っていますが
いったいどんな金持ち?
この写真は、Thompson Blvd.をタコス屋へ向かって歩いている時に偶然見つけた物です。
カラフルな色彩で見事な絵が書かれていました。この建物は空家なんですよ。
右の写真は、タコス屋の看板。車で走っていると、見落としがちです。
見つける目安としては、向かいにレストラン付きのモーテルがあり、
手前には公園があります。
「チキンソフトタコ」がチョーお薦め!
20分くらい歩いただろうか?やっと目的のタコス屋に到着。
お腹が、ペコペコなんてものじゃぁない。
すぐにでも食べたいのだが、ここではそうはいかないのだ。
ここはテイクアウトのみで、注文をしてから作る為、多少時間が掛かる。
そして、いつ行っても人が並んでいるのだ。
本当に小さなお店で、お店の外に数個のベンチとパラソルが置いてあり、
買った物を食べる事が出来るのだが、今日は土曜日。
既に人で埋まっていた。待つ事15分、やっと私達の番号が呼ばれた。
2年ぶりだろうか、ここのタコスを食べるのは・・・?
座る所がないので、近くの公園に行って食べることにした。
土曜のお昼過ぎということもあって、公園では家族連れなどが同じ様に
お弁当を広げたり、昼寝をしたり、実にのんびりとしている。
空いたベンチに腰掛けて、やっと昼ご飯だ。
タコスを出して、一気にかぶりつく。「ん〜、美味いっ!」ペロッと平らげてしまった。
「1個じゃ、少なかったな、やっぱ」もう1つ買っておくべきだったと後悔。
友人は、タコスでなくてブリトーの方を買ったようで、食べにくくて悪戦苦闘していた。
と、そこへ1羽のカモメがとことこと近寄って来たのだ。
アメリカの鳥ってなぜこうも人に慣れているんだろう?
おこぼれの催促に来たのだろう。
悪戦苦闘していた友人が、ブリトーの皮を少しちぎって投げると・・・食べた。
私も、食べこぼしたレタスとチーズを投げてやったら・・・食べた。
カモメってなんでも食べるのぉ?
そして、私達の所でもう貰えないと感じると、コヤツ、次の標的目指して飛んで行ってしまった。
げんきんな奴じゃ!
昼食タイムも終わり、メインストリート沿いに戻ることに。
さすが土曜日、通りは車で埋め尽くされて賑わっている。
平日に訪れると、観光客は殆ど居ず閑散とした雰囲気があるのだが・・・。
これくらいの方が、丁度良いかもしれない。
私は、閑散とした町の雰囲気も好きであるが・・・。
ここは、アンティークショップが多くあり、覗いて回るのも面白いでしょう。
海のほうへ行けば、埠頭がありベンチなども置いてあるので、のんびりと海を眺めたり、
浜辺でビーチバレーを楽しむ人達を眺めるのもいいかもしれません。
海と山、絶景ですよ!
もう1つヴェンチュラで有名なのが、アウトドアで有名なパタゴニアの本店があるという事。
残念ながら私は、いつも行きそびれています。アウトドア野郎には、よだれものでしょう。
時間は容赦なく過ぎて行く。
また、101号に乗りロスへ向かって走り出すが、ここから20分くらい
走った所にアウトレットがあり、チョット寄ることにしてしまったのだ。
今思えば、これがいけなかった。寄らずにそのままロスへ向かっていれば・・・・・。
ここCamarillo Premium Outletsは、ロスから車で1時間強で来れる所であるが、
まだまだ日本人には馴染みが薄いので穴場である。
フリーウェイ101号線沿いにあり、どちらから来ても一目でわかります。
私はここに来るのも、2年ぶりくらいだろうか?
前回と同じ様にフリーウェイを降りて、そのまま進んだらなんと道が行き止まり。
「エエッ、ウソッ!」「この道で良い筈なのに・・・?」
その奥の方を見ると新しい道が出来ていて、他の車はその道を走って行く。
「ギェ〜2年の間に随分変わったのね」
以前来た時は、延々とかぼちゃ畑が広がっていたのに(10月でハロウィーン前だった)。
Uターンして、新しい道を進みアウトレットの中へ。
ところが、土曜日で時刻も3時を回っていた為、駐車場は満タン。
他の車もぐるぐると回って、空きスペースを探していた。
「マジ?凄いねぇ〜」とりあえず私達も、ゆっくりと1周してスペースを探す。
うまいタイミングで、車が1台出たのですかさず確保して、1時間30分のショッピングタイム。
しかし、以前と何となく雰囲気が違う。建物が増えたような・・・?そうなんです。
この2年の間に増築されて、売り場面積は今までの2倍くらいになっていたのだ。
メジャーなブランドも増えて、かなり充実している。
これなら人が多い訳だ。やっと納得です。
1時間チョットで来れるなら、デザートヒルズよりもこちらの方がいいかもしれない。
日本人も少ないし・・・。
デザートヒルズで日本語のアナウンスを聞いた時は、興醒めしたもの。
「いったいここは、どこなんじゃっ」
私はここで、ギルロイで買いそびれたエスプリのバックを上手い事ゲットし、満足!
待ち合わせの時間まで、ブラブラと時間を潰した。
4時30分にアウトレットを後にして、再び101号を走り出す。
なるべく早くロスに到着して、モーテルにチェックインしたかったのだ。
がっ、今日は土曜日の夕方、しかもロスへ向かう方。嫌な予感は的中した。
そう、日本と同じ大渋滞にはまってしまった。
4〜5車線あるフリーウェイが、動かなくなってしまうという驚異的なもの。
平日なら、これとは逆の現象が起こるのだが・・・。
「まいったな〜後チョットなのにね〜」止まっては動き、止まっては動きを繰り返す。
とその時、予想もしない事が起こったのだ。
私は、車が止まってしまって動かないので「も〜お、どうなってんの?」
と前ばかり気にしていた時、
突然体が前のめりになり、激しい衝撃を感じた。
一瞬何が起こったのか、全く分からなかった。
「エッ、なに今の?何が起こったの?」友人と顔を見合わせる。
そして、2人して後ろを振り返ってやっと理解したのだ。追突されたと・・・。
「追突?やだ〜何でこんな時に」訳のわからん事を言っている。
後ろの車の運転手も「ヤバイッ」って顔をして、あっちへ行けと手で合図をしていたので、
ウィンカーを出してこれ以上ぶつけられない様、
慎重に一番右の退避場所に車を移動させた。
しかし、後ろを振り返っても奴らの車がいないのだ。「逃げられたか?」
一瞬不安になるが、暫くしてやっと表れた。降りてきたのは、メキシコ系のまだ若い
アンチャン(完璧に金はなさそう)。車もボロかった。
コヤツいきなり口から出たのは、言い訳
「ごめん、チョット考え事をしていて、気付かなかったんだ」
そして奴がぶつけた所を見て、「ひどい傷じゃぁないし、許してくれ」だと。
「別に車の傷は良いけど、首が痛いんだよ私は」
私「ポリスを呼ばなきゃ」
アメリカの場合、必ずポリスを入れないと保証されないと聞いていたので。
ポリスと聞いたとたん、奴はビビッタ目をしてますます「許してくれ」の一点張り。
ここで私の仏心が目を出してしまった。
でも、すぐに許したんではこいつの為にもならん。少しは反省させないと。
「電話、持ってる?」持っていないとは思ったが・・・。
「持ってない」「じゃぁ何処かにあるんじゃない?」「いや、無いよ。何処にあるか知らない」
私は、非常用電話があるのは知っていた。
私が奴と話をしている間、友人がガイドブックで対処法を探してくれていた。
やはり一番良いのは、ポリスに来てもらって事故報告書を作ってもらうことみたいだが・・・
間の悪い事に、前を見ても後ろを見ても、何処にも電話は見当たらない。
このままこうしていても、らちがあかないので、
友人のメモ帳に奴の運転免許証の控えと車のナンバーを書いた。
そして最後に、奴にサインをさせて無罪方面としてやったのだが、
離れ際に奴は「○×△◇・・・」と捨て台詞を吐いて行きおったのだ。
はっきりとは聞きとれなかったが、かなり汚い、ののしりの言葉であったのは間違いない。
「当てといて、その態度はないだろっ!」
ヒッジョーにむかついたが、英語力のなさゆえ返す言葉がなかったのが悔しい。
この時ほど自分の、ボキャブラリーの無さを情けなく感じたことはない。
追突された事なんて、日本でもないのに、ましてやアメリカで追突されたひにゃ〜もうパニックさ!
言いたいことは山ほどあるのに、思うように口をついて出てこないのだ。
もう、情けなかったわよ、自分がっ!
今まで楽しかった気持ちが、一気にブルーに入ってしまった。
次にしなくちゃいけない事は、レンタカー会社への連絡。時刻は既に、6時を回っている。
とりあえず適当な所で、フリーウェイを降りて電話を探す。
不思議な事にこういうものは、探すと見つからなくて
、どうでも良い時に目に付くもので、なかなか見つからずイライラが増して来る。
首も痛い。やっと路肩に1本の公衆電話を発見。
しかし、道沿いの為、側に止める事が出来ない。
運良くマックが向かいにあったので、
駐車場に車を止めて友人を残し、電話まで歩いて行く事にした。
ところが、道を渡ろうとした時にマックの横のガススタンドに
3台も公衆電話が並んでいるのを発見。
「こっちでいいか」そのうちの1台で、
ハーツのエマージェンシーコール(24時間)の番号を押す。
内心ヒヤヒヤである。
「上手く伝える事が出来るだろうか?英語で・・・」「でも、一応日本語を話せる人を頼もう」
「ハロー」「ハロー、日本語の話せる人は居ますか?」「探してみるわね」
「ゴメンナサイ、今はいないわ」ギェ、ショック!
「どうしたの?」「実は、これこれこうでどうしたらいいんですか?」
この事故の様子を伝えるのは、至難の技でしたよ。アハハッ
何とか理解できた事は、近くのハーツのオフィスに行って、
事故報告書類を書かなきゃいけないという事。
時計を見ると、もう7時近い。今日は無理である。
「今日はもう行けないんで、明日でも良いですか?」「ノープロブレム」ホッ。
何十分くらい電話と格闘していただろう。友人が心配をして見に来た。
アウトレットに寄らずに、真っ直ぐロスへ向かっていれば、こんな事にはならなかっただろうに・・・。
反省と後悔。日はもうだいぶ傾きかけている。
早くロスへ入って、モーテルを探さねば。
再びフリーウェイに乗り、市内を目指す。
渋滞は、既に緩和されていたが、走っている最中、頭の中はむち打ちの事で一杯だ。
むち打ち⇒後遺症⇒一生治らないという方程式が
グルグルと駆け巡っているのだ。不安で頭がはちきれそう。
2人とも自然と無口になり、暗闇が辺りを包み始めている。
ロスへ入った頃は、街のネオンが輝いていた。
しかし、モーテルを探す気にはならなかったので、
ダウンタウンに近い、いつも1度は利用しているモーテルへ行く事にした。
時間は遅かったが、何とか部屋を確保。
ロス市内なら金・土曜日の夜でも国立公園の側のような事はない。
なんとも長い1日であった。最後にこんな事が起きようとは、夢にも思っていなかった。
友人は日本で1度追突された事があり、
その時にむち打ちになっているので、今回さほど感じないと言う。
そんなものなの?私のショックは大きかった。
さすがにその夜は、シャワーを浴びて早々とベットに入ってしまったのは言うまでもない。
翌朝、何ともない事を祈って・・・。
モーテルからダウンタウンを望む
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