4月13日(木) ヨセミテ国立公園へ 雨
Part1
早朝、車のエンジンの音で微かに目覚める。
「ああ〜8時までにヨセミテに入るつもりなんだな」
等と考えつつ、また夢の中へ。その後、目覚ましの音で予定通り7時起床。
ブラインド越しに太陽の光は、射し込んではいない。
と言う事は・・・雨?
急いで、ドアを開け外に出てみるが・・・完全に望みは絶たれた。
空はどんよりと曇り、道には大きな水溜り、
おまけに濡れるほどではないが雨も落ちている。
「なんてこと!」私が今回の旅行で一番楽しみにしていたのは、ヨセミテだったのにぃ!
神様の意地悪ぅ〜
ふさいだ気持ちで出発の準備を始め、8時にモーテルをチェックアウト。
フロントへ部屋のカギを返しに行ったら、
思いがけずシナモンロールとオレンジジュースを手に入れた。
ラッキー。
チェックインの時に、朝食の事はなにも聞いていなかったので、
出るとは思っていなかったのだ。
朝まだ早いというのに、辺りのお土産やさんは既に開店していた。
「お客、来るんかいな?」
今から一気にヨセミテまで走らなければならない。
せっかくここまで来たのだから、雨でも行こうと決めたのだ。
モーテルから出て、すぐに49号線へ入る。
この道は、比較的走りやすい山道であった。
晴れていたら、気持ちいい風を感じる事が出来ただろうに・・・。
走る事、1時間。
ポツリポツリと家が見え始め、やがてMariposaよりも数段大きい町が現れた。
大きなスーパーもあるし、マックにケンタッキー。
「どうせなら、こっちに泊まった方が良かった〜」
朝からコーヒーを飲んでいない。
無性に飲みたかったが、先を急ぐ気持ちがはやり、
そのまま町を通過してしまった。
空からは、相変わらず雨が落ちている。
ここからは完全な山道となり、道幅も今までよりも狭くなっているようだ。
雲はどう見ても切れそうにない。
それどころか、登るに連れて辺りはどんどん煙って来る始末。
そして、進めど進めど公園の入り口は見えてこない。
「エ〜いったい公園まで何キロあるの?」
と、突然前方が開け、ガソリンスタンドやモーテルが出現したのだ。
「あら、まあ、こんな山の中に・・・」Fish Campである。
それから暫くして、やっとSouth Entranceに到着。
$20を支払い、レシート(1週間有効)の付いたパンフレットを貰う。
レンジャーの人は、ほとんど真冬の格好をしていたが・・・。
そんなに寒いのか?もっとも、雨だしねぇ〜
私はこの時点では、これですぐにヨセミテバレーに着くものと思っていた。
今まで行った国立公園は、比較的エントランスからは近い所に
ビジターセンターや主要観光ポイントがあったのだ。
ところがここは、くねくねの山道を下れど下れど
ヨセミテバレーらしきものは見えてこない。
「ヨセミテは、違うのね?」
既に2時間以上運転し続けているので、いいかげん嫌になって来た。
変化のない山道ばかりだし・・・。
そう思っていた矢先、また前方が開け大きなホテルが姿を現し、
大きな川が流れ、川の両脇には緑の草原?
「ワオッ、きれいな所ジャン。ここがヨセミテバレー?」
でも、なんとなく雰囲気が違う。道はまだまだ先へと続いている。
晴れていたら、散歩をして昼寝でもしたいような所であった。
「多分、もうすぐだっ」なぜかそう思ってしまった。しかし・・・。
「ヨセミテバレーは、まだかぁ〜」薄暗い林の中を、ひたすら走る。
天気が悪いのも重なり、だんだん腹が立ってきた。
ヨセミテにやつ当たりしても、仕方ないのにね。でも・・・分かって〜〜〜。
どれくらい走っただろうか?前方にトンネルが見えてきた。
そして、トンネルを抜けると・・・凄かった(雪ではない)。
左手に大きな駐車場があり、ビューポイントになっていたので、
一先ず車を止めてカメラを取り出し
人の集まっている方へ向かったのだが、その前方に広がる景色を見て驚いた。
一気に開けた視界の先に広がっていたのは・・・・・。
ここはアメリカかぁと思うような見事な墨絵の世界であった。
左の大きな岩山がエル・キャピタン。右の滝がブライダルベール滝。
そして、本来晴れていればその奥にハーフドームが望める。
これはこれでそれなりに趣があるが、これからの季節はやはり、
新緑の緑と空の青とのコントラストを楽しみたいよねっ!
このトンネルビューから、約1時間ほどトレイルを登って行くと
インスピレーション・ポイントがあり、これよりも尚且つ
壮大な景色が楽しめるようである。私は行けなかったが・・・こんな天気ではね〜
左はブライダルベール滝。
駐車場から滝壷までトレイルがあるようですが、私達は、行きませんでした。
でも、他の観光客は皆歩いて行ってましたよ。カッパを着たり、傘をさしたりして。
そして、駐車場はかなり小さいので天気の良い日や週末などは、
タイミングによっては止めれないかもね?かといって、路駐はしないでね。
右の滝は、名前を忘れました・・・アハハッ。
確かこの滝は、ヨセミテビレッジの手前にあったような気がするんですが・・・?
私達が行った時は、ちょうど雪解け水が流れ出しているのでしょう。
滝の水量を増して、とても豪快だったわぁ。
つくづく晴れていないのが、悔しいっ!!!写真の色も汚いし・・・ショボン。
ヨセミテ内の道は、Merced Riverを挟んでSouthside Driveと
Northside Driveに分かれていて、一通になっています。
一先ずビジターセンターを目指そうと思い、ビレッジストアー前の駐車場に車を止めたのだが、
車を降りたとたん雨がどしゃ降りになって来たのだ。
いくらカッパを着ているとはいえ、これではたまらない。
急いでストアーに駆け込む。
ここには、色々なお土産グッズの他に日常生活用品が、
町のスーパーと変わらないくらい置いてあるのには驚いた。
一通りストアー内を見回してみるが、特にこれといった土産物はなかったので
ピスタチオとサラミとバターケーキ(どういう組み合わせ?)を買って外に出た。
何となく食べたくなったのよん。
時計を見ると、もうすぐお昼だ。
「あ〜〜〜コーヒーが飲みたいっ!」イライラがつのる。
私(今買ったばかりのサラミを食べながら)「お昼どうする?」
友人(前に買ったお菓子の残りを食べながら)「要らない」
私「・・・本当にお腹空いてないの?」
友人「うん、ダラ食いばっかりしよるけんねぇ〜」
確かに彼女は、私が運転している間
助手席でお菓子やらなにやら食べてたっけ。それにしても・・・
私の昼飯はサラミ1本(日本でもビールのおとも)かい?
雨は相変わらず降り続いている。
回りの山の山頂は、霞みが掛かってしまい半分以上見えない状態だ。
私はもうこの時点で、やけになっていた。
「もう、どうでもいいやっ」せっかくここまで来たものの、
この雨では歩く事も写真を撮ることさえままならないのだから。
楽しもうという気持ちは、完全に失せていた。
「もう帰ろっ!」本来ならこのヨセミテで、もう1泊するつもりでいたのだが、
明日は晴れるという保証も無いし・・・。
少ない日程上、ここで賭けをする訳にはいかないのだ。
「モントレーに行こう」最初、ヨセミテで2泊するなら
モントレーは行かないつもりでいたのだが、この状況では変更せざるを得ない。
この時点で、気持ちはもうモントレー!
ハーフドームの事など、脳裏から完全に消え去っていた。
そうなんです。ヨセミテへ行って、ハーフドームを見ていない。
そんな、バカなぁですよね。
私の頭の中には、「また来ればいいや〜」ってのがあり、
友人には悪い事をしたなぁと・・・ゴメンッ!
結局、そのままNorthside Driveを走り、
人が多く集まっているポイントに数カ所寄り、41号を目指した。
左の写真は、一番手前がマーセド川、左の大きな山がエル・キャピタン、
右の滝がブライダルベール滝。ここは写真ポイント!
プロ、アマチュア?カメラマンが三脚を据えてシャッターチャンスを狙ってました。
雪解け水と雨水でマーセド川が、すれすれの位置まで増水しているのが分かりますか?
97年に洪水があったと聞きますが、これを見ると納得です。
右の写真は、カテドラル・ロック。
下の木と大きさを見比べてください。ハンパじゃない大きさ!
この写真の中に人間が映ったら、点くらいにしか見えないのでは?
手前には、広大な草原が広がってました。
ブライダルベール滝
41号を帰る途中、雨に混ざり小さな氷まで降ってきた。
確かに、1日中日陰と思われる場所には、まだ残雪が残っていたが・・。
何処まで続くの?天気の意地悪。
車の中はヒーターをガンガンに効かせ、なんとかOakhurstの町まで戻って来た。
帰りは、早く感じるのって何故でしょう?
ここまで下りて来ると、天気も幾分回復していたが、ヨセミテバレーは相変わらず雨だろう。
どうにも空腹に耐えきれず、ガスの給油を兼ねて行きに見つけたケンタッキーへ。
私は、チキンサンド、フライドポテト&コーヒーを飲みたかったのだが、
置いてなかったので仕方なくダイエットペプシ。
アメリカの場合、何処のファーストフード店も
このドリンクはセルフサービスで、お代わり自由となっている。
友人は相変わらず、お腹が空いていないと言って、マッシュポテトのみ。
お腹を満たしながら、これから向かうギルロイまでのルートを確認する。
まずは、99号まで1度出なければならない。
地図を見る限りでは、大小の道を合わせてルートは幾通りかあった。
しかし、今までの経験上、地図と実際の道は異なることが多く、
下手に迷ってもいけないので一番安全なルートを選んだ。
それでも、あまり同じ道は走りたくないので、Marced方面へは戻らず
41号でFresno方面へ向かい、途中から145号に入りMaderaという町に出た。
皮肉なもので、Oakhurstの町を出て走り出したら雲が切れ、青空まで見えてきたのだ。
見事に天気回復!
ヒーターをエアコンに切り替えねばならないほどに・・・・・。バカヤローッ!!!
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