ちょっと飛んでソウル




 1月28日(火)  1月29日(水) Part2  1月30日(木)




  チョー寒いソウル市内
  ぶらぶら歩きの巻
 Part1 


朝7時起床。しかし、カーテンの向こうはまだ暗い。「んなバカなぁ〜なんでまだ暗いの?目覚ましの時間を間違えたかしら?」枕元のスタンドを点けて目覚ましを確認。間違っていない。腕時計の時間も全く同じである。何か狐につままれた感じ。日本だったら明るくなってるわよね。
腑に落ちないまま、ベッドから出て仕度を始める2人。寝る前に肌寒かったので、持って来たホッカイロを足元に入れて寝たんだけど、朝方位だろうか?寒くて1度目が覚めた私。「ねぇ、夕べ寒くなかった?」「全然」と妹は言う。私の方が窓際に寝たせいだろうか?暖房はほぼマックスにして寝たのに・・・。
このホテルのテレビでは、日本のNHKのBSが見れるようになっている。これを見ていると、韓国にいる事を思わず忘れそう。天気予報では、日本に大寒波が押し寄せるらしい。ってことは、ここソウルも寒波の影響を受けるはず。ホッカイロの出番だわ。「ホッカイロ、ちゃんと貼った?」
「準備万端!」私も背中、腰、お腹、両足の裏に貼るホッカイロをペタペタ。尚且つパンツのポケットに普通のホッカイロを忍ばせる。これだけホッカイロ三昧にしておけば、完璧だぁ〜ね!
とそこへ妹が「タイツはいた?」「ぬわぁにぃ〜タイツぅ!?持って来んかった」普段私はパンツの下にはタイツをはかない為、すっかり忘れてたわ。「昨日の晩、外でも寒く無かったよ」
たかがタイツ、されどタイツ、あんな薄い物でもパンツの下にはけば、かなり保温効果があるのよね。「しゃぁない、途中で買うわ」
さて、今日1日どの様に周ろうか?妹のヤロー(失礼)がガイドブックを忘れた為、かいもく見当がつきゃしない。とりあえず、私のプリントアウトした地図を元にスタバでモーニングする事に。
8時丁度に部屋を出た。ロビーには、チェックアウトする人だろうか?スーツケースを持った人達が屯している(多分、殆ど日本人)
回転ドアから1歩外へ出ると「さっぶぅ〜い〜〜〜っ!!!」何じゃこりゃ?何と表現したらいいのか?身を切る寒さ?痛寒い?息なんて、ドライアイスを吹いているかのように真っ白けっけ!
昨日の夜、美しく光り輝いていたホテルの前の木々は、朝見ると何たらくも無いただの木。「どうって事ない庭だわね」余りの景色の違いにちょっとガッカリ。



BS2だったかな?

朝日の当たっている所は、新世界デパート

ロッテホテル

ロッテデパート正面入り口


とりあえず、明洞にあるスタバを目指す事にした。仕事が忙しくて、殆ど事前リサーチをしていない為、何所へどう行ったらいいものやら?東西南北がわからんわぁ〜ロッテホテルを出て直ぐに大通りや地下鉄の入り口があり、通勤の人達だろうか?多くの人が足早に目的地へ向かって急ぎ足。立ち止まりたくない、それが正直な気持ちだろう。私ものんびりと写真を撮る気にはなれないもの。歩き出して直ぐに耳や口元の感覚が無くなって来た。耳なんて、千切れそうよ。昨日の夜、買い物に来た屋台の前を通り過ぎ・・・しかしこの寒さの中、大変だわねぇ〜屋台のおじさん、おばさん。朝食だろうか?湯気の立ち上る屋台で立ち食いをしている人もたくさんいるのには驚く。目に付く所、至る所にハングル文字のオンパレード。「?????」の嵐。
全くわかりゃしない。簡単な地図を頼りに、それぞれのお店(コンビニ、デパート)を目印にして南大門路を適当に進む2人。やがて大きな変則の交差点に差し掛かった。がっ、ここは何所だぁ?道の向こう側へ行きたいんだけど・・・横断歩道が無・・・い。周りを探してもそれらしい物は見当たらない。人々は、しきりに地下への階段を降りて行く。「もしかして、横断歩道って無いの?向こう側へは地下道で行けって事?」恐る恐る、地下への階段を降りる。中は薄暗く、夜一人じゃとても通る気にならない。「う〜んと・・・どっち?」適当に前方の階段を上ると、「ダメじゃん」さっきいた所よりも道を1本進んだだけ(意味が無い)「向こうへ行くんだから、この道の下を通らなきゃダメよ」何をやってんだか、余りの寒さに脳ミソまで固まってしまったわ。
しかし、地下へ入るとホッとするわね。一瞬だけ外の寒さを忘れられる。寒さで身体が硬くなり、階段の上り下りが大変。足が軽く上がらないのよ。マジで!階段を上がった左手には、郵便局。再び地図と見比べる。「これがここよね。ってことはコンビニがあるはず」周りを見渡すと「あったぁ〜これだわ」しかし、そのコンビニの前の道は、余りにも狭い路地だった。もっと広い道を想像していたので、かなり疑いの眼差し。「本当にこの道でいいのぉ?何か怪しいよね」日が当たらない為、薄暗く林立する建物、看板群、実に怪しい雰囲気なのだ。



新世界デパート前の交差点付近

真ん中にいっぱい銅像?がありました

薄暗い地下道

所々にこの様な地図があります


雑多な店がひしめき合う中を進んで行くと、一人のオジサンが店の前の掃除をしていた。ふと看板を見ると明洞衣類とある。「あれっ、何所かで聞いたような???そうだっ、ビビンバで有名な全州中央会館の目印になる所じゃない」って事は、ここの隣に全州中央会館があるはず。
直ぐ横の路地を覗くと、ありました。ちゃんと日本語表示もしてあります。こんなの普通に歩いていたら、全然気付かないわね。あっという間に通り過ぎてしまうわ。「よしっ、お昼ごはんはここに決定!」それにしても、最初の見た目とは雰囲気が変って来たわ。怪しいどころか、今時のお店が軒を連ねていたのだ。シナボンのお店まであるし。「シナボンもいいわね」
でもやっぱ、スタバを目指そう。ここから少し歩くと、大きな通りとの交差点に出た。その角にスタバはあった。店内に駆け込み、一先ずストーブで暖を取る。手をかざしても、直ぐには暖かさが伝わって来ない。それだけ、身体が冷え切ってたのね。店内は、朝だというのに客はまばら。アメリカだったら、人で溢れてるのに。朝はお粥なのだろうか?私は、カフェラテとクロワッサン、妹はカフェラテとチョコデニッシュ。それぞれトレーに乗せて、窓際の席に着く。その手前のテーブルには、ここの従業員だろうか?女の子が3人朝食の真っ最中。テーブルの上には、ホットサンドの様な物が置かれていた。「美味しそうね〜自分で作って来たのかしら?」
窓の外には、屋台が1台止まっている。道行く人達が、結構利用してるのよね。何のお店だろう?そして、そこで食べるのではなく持ち帰っているのだ。2人して、ビニールで囲った屋台をじっと覗く。おばさんが忙しく小麦粉の様な物を移し変えている。「お好み焼きみたいなものかぁ」
後で覗いてみようじゃないの。しかし、日本じゃ考えられないわよね、従業員がお客と同じ場所で食事をするなんて。時刻はそろそろ9時、これから何所へ行こうか?まだまだこの辺のお店は閉まっているし・・・免税店って何時からだろう?唯一持って来た資料によると9時30分オープンとなっている。ロッテ免税店は何時でも行けるから新羅免税店へ行ってみよう。ここから地下鉄で行けば、丁度いい時間だわ。現地係員の人の話によると、タクシーで行って領収証を見せれば、5,000W戻って来るって言ってたけど、ぼられても腹が立つので(これ以上不快な思いをしたくない)安い、早い地下鉄での移動を選んだのだ。



日本人歓迎ってなってます

明洞のミリオレ(11時オープン)

この辺は明洞の中心地

この狭い道を車が通ります


外へ出て屋台を何気に覗くと、パンの様な物に卵を挟んで焼いてある感じ。美味しそうだけど、お腹は一杯。「ああ〜これだわ、さっきお店の女の子達が食べてたの」
地下鉄に乗る為に一旦ホテルまで戻る事にした。ロッテホテルの直ぐ横に地下鉄の入り口があるのだ。来た道とは違う人通りの多い道を戻る。この辺りには、とにかくいろんなショップが集っていた。オープンしてから、また来ようじゃないの。途中、1ヶ所だけ人の(若い子)出入りが多い所があった。「こんな朝早くから何でこんなに人が出入りしてるの?」興味深くその建物を見上げると「AVATAR」と大きく看板が出ている。どうやらファッションビルの様だ。映画館、洋服、雑貨、飲食等々。この時は全く気付かなかったんだけど、出来たばかりで韓国の若者に人気のスポットらしい。ここから再び南大門路をホテル方面へ歩く。ロッテ百貨店の向かい側から地下へ降りると、広〜〜〜いっ!名古屋の地下街を思い出すわね。地下通路も兼ねているので、飲食店やらメガネ屋らのショップもあったりして、どっちへ行けばいいのよ?店舗を持たない人は地下へ降りる階段に商品を並べて売っていたり、ほんの1メートル位のスペースに箱の様な物を置いて、銀紙に包んだロール状(巻き寿司と想像したんだけど)の物を売っていたり、これがまた飛ぶように売れてるのよ。商魂逞しいぃ〜〜〜
ソウルの中心地という事もあってか、人の出入りもハンパじゃなく多い。「地下鉄、地下鉄の入り口は???あった、あそこからじゃない?」キョロキョロしながら進んで行くと、ありました切符売り場。自動販売機と有人?販売口。「え〜っと、確か韓国の場合はお金を後から入れるのよね」ガイドブックは忘れたけど、以前テレビの旅番組を見て覚えていたのだ。「お釣は出ないから気を付けてよ」「600Wだって」ポケットからコインを探す。ボタンを押してお金を入れる。果たして上手く出てくるか?ちょっとドキドキな瞬間。「コトンッ」「やったぁ〜ちゃんと出て来たよ」
当たり前だけど、なぜか嬉しい。妹は横の自販機で挑戦するも「これ壊れてる。600Wってランプが点かないもん」「そんじゃ、こっちでやってみ」2人とも無事に切符を手にした。さて、この後は・・・見渡すと、前方に自動改札口らしい場所を発見。「あそこだっ!」この時、私達は地下鉄に上り下りがある事をしっかりと忘れてたんです。
何も考えずに切符を入れて改札口を進み階段を降りる。構内にはたくさんの人が待っていた。適当な人の後について待ち、何気に前方に目をやった私「あれっ?何で向こう側にも線路があるの?」と同時にこちらへやって来る電車。「ウゲッ、逆じゃん!私達はあっちだよ」



自動販売機(0の所が600となります)

地下鉄2番線の入り口(とにかく矢印が頼り)

NYの地下鉄と同じバー方式の改札口

地下鉄構内


ボー然とする2人。手に持った切符を眺める。「この切符はどうなるの?」どう見渡しても一旦出なくては向こうの構内へ行けない。「え〜いっ、60円の勉強代だっ!諦めよう」1度も乗らないで数分で改札機に消えた切符、哀れよのう〜。何か方法があったのかしら?
気を改めて切符を買い直し、反対側からの改札口を通る。直ぐに電車はやって来た。目的地は東大入口。2号線から3号線へ乗り継がねばならない。一駅目の乙支路3街で降りて乗換えとなる。果たして乗り換えは上手く行くんだろうか?現地ガイドさん曰く「矢印通りに進んで行けば、60円で何所までも行けます」「矢印通りねぇ〜」確かに頭上、壁、至る所に矢印の嵐。
迷う事無く3号線乗り場に到着。ここはさっきとは違い、一つの構内に上下線が到着するようになっていた。がっ、ここでまた問題が・・・東西南北が全く分からない私達。果たして右か左か?目的地へはどっちの電車で行けばいいの?ここでまた乗り間違えたらシャレにならん。
周りを見渡し、親切そうな人に路線図を見せて聞いてみる(とりあえず英語で)向かって右側でいいようだ。待つ事数分で電車はやって来た。車内はさっきよりも込んでいる。1歩車内へ入ると、プ〜ンと鼻を突くニンニクの臭い。「ウッ!これだ、これぞ韓国の臭い」思わず金甫空港を思い出す。旧正月前のせいだろうか?車内には子供連れの姿が目立つ。名古屋の地下鉄とさして変りは無いようだが・・・「○▼◇×◎〜〜〜」と掛け声が聞こえて来た。何だか物売りの様ね。そこへ掛け声の主、オジサン登場。物売りの様ではなく、正にそのもの。物売りオジサンであった。地下鉄の中でまで商売をしてしまうなんて・・・恐るべし。他に目に付いたのは、韓国でも携帯電話の普及はもの凄いようで、あちこちで携帯片手にピッポッパッ。「ヘッ!?ここは地下よね。それも地下鉄の車内。電波が届いちゃうの?」「スゲェ〜ッ!」後で思い出したんだけど、私の携帯でも試してみればよかったわ(グローバルパスポートの為)
東大入口は2駅目。降り損なわないように注意深く駅を数える2人。「今一つ目だから、次に降りるんだよね」
東大入口で降りる人は少なく、駅構内は閑散としていた。暫く忘れていた寒さがまた直ぐ目の前だ。階段を上がり外へ出ると「ヒョェ〜〜〜ッ!」目の前にはコンビニがあった「ここでタイツを買えばぁ?」妹の提案に「そうだっ!コンビニなら売ってるかもね」ショップが何所も閉まっていた為、ずっと買いそびれていたのだ。
しかし、期待虚しくそこには食べ物しか置いてなかった。「さて、またまたどっちへ行くんだ?」
「南の方へ進めばいいから、私の方位磁石で見て」アメリカの国立公園トレッキング用に、いつもバックにぶら下げてあるのよね。「う〜んと、南はあっち」妹が指し示す方向へ行くと、目の前に聳え立つ建物、新羅ホテルである。その前には大きな門、後にはソウルタワーが聳えていた。



壁にはこの様な絵図もあります(でも分かり難い)

この様に矢印で印されています(分かり易い)

路線で電車の色が違います

聞いた後、これを見つけました。アハッ



この門が印象的でしたねぇ〜

ソウルタワー



    



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