1月28日(火)  1月29日(水)  1月30日(木)




  あっという間の帰国
  が、しかし・・・・・


朝7時少し前起床。相変わらず外は真っ暗。前夜は寒過ぎて目が覚めてしまった為、暖房を最強にして寝たら、今晩は暑過ぎて目が覚めてしまった。温度を下げればいいものを、2人共横着な性格?起きるのがめんどくさかったのだ。私「暑くなかった?」妹「うん、足が火照っちゃって寝れんかった」確かに妹は、何度も寝返りを打っていたような・・・?ハハッ
今日はあっという間の帰国日。ガイドさんの話では、ホテル2Fの団体カウンターで8時までにチェックアウトしてそのまま迎えを待つようにとの事。迎えのガイドさんは、最初の人とは違うようだ。早めに仕度を済ませ、昨日買っておいたドーナツで簡単な朝食(アメリカでの朝と変らない?)ウウッ、コーヒーが飲みたい〜〜〜でも、空港まで我慢するとしましょ。
あまりにも短い滞在だった為、「本当に旅行に来たのか?」実感がないままエレベーターに乗る。2Fで降りると、直ぐに団体カウンターの入口があった。入り口付近まで、既に人で溢れている。一番奥まで進み、カウンターへキーを出す「何か使われた物はありますか?」「はい、電話を使いました」「少々お待ち下さい」いったい、いくら位になるんだろう?こういったちゃんとしたホテルで電話なんて使った事が無い私。ホテルの電話は割高という観念があったのだ。打ち出された請求書には2,200Wの文字。ホッ、一安心。220円なら安いわよね。支払いの手続きをしている私の横に何所かで見た顔の男の人が・・・思わず妹と顔を合わせ「名古屋空港で一緒になったオジサンツアーのツアコンさんじゃん!!同じホテルだったのね」しかし、どういう事?このオジサン達、来る時はアシアナの夜便にはいなかったし・・・って事は、さすがツアコンの力?あの時、早々とアシアナの昼便に乗れるように手配してたのね。それじゃぁ〜あのオバサンツアーも?団体2組も昼便を占領したんじゃ私達に回って来ない訳だ。忘れかけていた怒りがまた沸々と湧き出してしまった。そして輪を掛けるツアコンの一言「それじゃぁ皆さん、これから南大門市場へ行きますからバスに乗って下さい」と言うのは、このオジサン達は私達と同じ2泊3日JAL利用のソウルツアー。JALの帰国便はお昼発の1便のみ。アシアナも同じ。これから市内観光へ出かけると言う事は、このお昼便ではない。残るは大韓の夜便。私が大韓のエンドースを頼んだ時、係の人が「団体の予約が入っていらしく満席です」と言ったのを思い出したのだ。多分その団体とは、このオヤジ達の事だったのだ。素人の私でもエンドースを思いつくんだもの、ツアコンなら当たり前よね。ああ〜悔しいっ!!



ソウルの夜明け
ホテルの裏側の風景。屋上からモクモクと上がる煙が印象的


オヤジ達とそれぞれ迎えの来た人達が一斉に出て行った為、一気にガラガラになった。空いたイスに座り、迎えを待つ。ガイドの名前(聞いたけど忘れた)も顔も分からないので、不安はあるが声は掛けてくれるわよね。時刻は予定の8時20分になりつつある。すると、後から「○○さんと○○さんですか?」メガネをかけた少し強面のオバサンが声を掛けてきた。「そうです」「外の青い色のバスに乗ってて下さい」スーツケースを引っ張り、外へ出ると「寒い〜っ!」一瞬にして身体が強張る。車へ駆け寄り飛び乗ると、既に4人ほどが座っていた。適当に空いた席に座り、出発を待つ。私達の直ぐ後に女の子2人連れが駆け込んで来た。何を買い込んだのか?大きなダンボールを持っている。運転手のオジサンが荷物を受け取って、1ヶ所に纏めているんだけど、満杯状態。しかし、そのオジサン、かまったもんじゃない。ぎゅうぎゅう、押し込む押し込む。私の前の席にいたオバサン「ちょっとぉ〜私の荷物、大丈夫?あんな事したら、潰れちゃうわよ」しかしオジサンは、そ知らぬ顔で任務遂行?後は、さっきのガイドさんを待つだけか?しかし、なかなか来る様子は無い。待つ事10分、新たな3人とガイドさんがやっと現れた。どうやらこの3人が、時間になってもなかなか現れなかったようだ。そしてその3人は、悪びれる様子も無くとんでもなくたくさんの荷物を持ち込み、空いた席に座る。そこで困ったのは運転手のオジサン。やっとの事、荷物を詰め込んだと思ったら、さっきに輪を掛けての大荷物と来たもんだ。「○×▼◇○×■」韓国語だったので何を言ったのかは分からないが、多分愚痴を言ったんだろう、ガイドさんにお尻を叩かれていたのには、笑った。9時30分、オジサンの格闘が終り、バスはやっと出発。ガイドさん「皆さん、おはようごじゃいます。これから、キムチや海苔の販売店に寄ってからインチョン空港へ向かいます」そしてアナウンスの後「皆さんのパスポートとチケットをお渡し下さい」そっかぁ〜これは一応ツアーだから、ガイドさんが纏めてチェックインするのね。今まで何度となく旅行をして来たけど、第3者にパスポートを預けるなんて初めての事、不安な感じ。ガイドさんといえども100%信用できるわけじゃないものね?


バスの中は、お世辞にも暖かいとは言えない状態。いくら暖房を最強にしても、外気温が低過ぎる為か効きが悪い。行き過ぎる町の景色を眺めるも、何所をどう走っているのやら?30分後、バスはお土産屋さんに到着した。一見して閑散とした雰囲気、きれいとは言い難い建物がポツポツ。全員バスから降ろされ、ガイドさんはとあるビルの中へと入って行った。私達も続いて入る。「怪しいぃ〜」ガイドさんは、地下へと続く階段を下りて行く。すると正面には、今から行くお土産屋のだろう看板が出ていた。まさかこんな場所にあるとは・・・。階段を下り切ると、一人一人お店の人から紙の札を手渡された。目の前には、扉が1枚あるだけ。「ここの何所がお土産屋なのさ?」ますます怪しいぃ〜。私達の不安など他所に、ガイドさんは扉を開けて中へ私達を促す。そして、目の前に現れたのは・・・カウンター越しに私達を待ち構える販売員。その後には、たくさんのキムチや海苔等の商品。周りにはテーブルやイスがたくさん並べられている。なるほど〜ここが試食コーナーって事なのね。全員カウンターに座らされると、まずはお茶のサービス。続いて、キムチ各種を早口の説明と共にそれぞれのお皿に乗せて行く。実に手馴れた流れ作業。強制的な試食が終わると、さぁ〜買ってけ!と言わんばかりの販売攻勢。オバサンの口から出てくる値段はバカ高なんてもんじゃない。市価の2〜3倍位ではなかろうか?私は予めこの事は聞いていたので、ロッテ百貨店の地下で購入済み。販売攻勢を掛けて来るオバサンに「もう市内で買っちゃいました」それを聞いたオバサン、あからさまに嫌な顔をしてのけた。私達は直ぐにその場を離れ、奥の方にあるお土産品コーナーへ。適当に覗いて歩くが、これと言って欲しい物はないし・・・「いったい何時までここにいるの?」そう言えば、ガイドの人は何も言わなかったわね。店内を探しても、ガイドさんは何所にも見当たらない。座る所も無いし、ブラブラするのにも限度がある。「もういいやっ!外へ出てバスに乗ってよっ!」私達だけ、一足先にバスへ乗ってしまいました。数分後、一組二組とそれぞれバスへ戻って来た。一番最後に戻って来たのは、オバサン4人組。「まだ買うかぁ?」全員揃った所で、空港へ向けて再び出発。この時、私達のバスの後には、2台位他所のバスが止まってたけど・・・いったい、何社と提携してんだろ?ここはそんなに有名な所?


特にこれといった渋滞も無く、30分後の10時頃インチョン国際空港に到着。2日前は夜に到着した為、空港の様子は全く分からなかったけど、やっぱりきれいで近代的な感じになってるわね。バスから荷物を降ろし、ガイドさんに続き空港内へ。直ぐにJALのカウンターが目の前にあり、長蛇の列が出来ている。しかし、今回は個人旅行ではないのでこの列に並ばなくてもよいのだ。列を横目に、一番奥の団体カウンターへぞろぞろと向かう。「ラッキー!」思わず心の中で叫んでしまったわ。ところがどっこい、そうは問屋が卸さない?団体カウンターの前には、5〜6人の団体とツアコンらしき人が3人。それぞれパスポートの束を持って待機していたのだ。5〜6人の団体は、何とか数分後チェックイン完了。で、次は・・・片手で持ち切れないほどのパスポートを持った韓国のツアコンさん?いったい何人分あるのよ?対応しているのは、JALの現地係員?少々オバサンであるが・・・仕事が遅いんだなぁ〜これがっ!10分経っても20分経っても終わりゃしない。空港に到着して既に30分経過。反対に個人旅行の方の列は、どんどん消化されて行く。「何なのいったい?」同じ場所にボーっと突っ立ったままの私達一行。そして、遂に出ましたオバサン(4人組)のどうなってんの?攻撃!私達のガイドさんはといえば、呑気に顔見知りだろう2〜3人の人と笑談中。
「オイオイ、え〜かげんにせいよっちゅうねん!」ちょっと前から、もう1つのカウンターが空いているのに、全く対応しようとしない。「交渉しろよっ!」暫くして、私達全員の「早くしろっ!」光線を感じたのか?笑談を中止して、重い腰を上げたのだ。「皆さん、こちらで手続きしますから移動して下さい」すると言い終わるか終わらないうちに、私達よりもずっと後にいたオバサン4人組、我先にと猛突進さぁ〜(私、少々プチンッ)開いた口が塞がらないとは、正にこの事だぁねぇ〜。結局、オバサン4人組、一番乗りでチェックイン完了。私達以降はそのまま順番通り。45分も掛かるなんて・・・ああ〜むかつくぅ〜おかげで、ゆっくりコーヒータイムでもと思ってたのに、水の泡だわ。一旦、近くのイスに全員集合させられ、「今日は、天候の関係でフライト時間が変る可能性がありますから、早めに搭乗口へ行って案内を聞いていて下さい」「エエッ、帰りもまともに帰れないの?」来る時は機体の整備不良、帰る時は天候不良ってか。踏んだり蹴ったりだわ。


ガイドさんと分かれ、そのまま出国ゲートへと向かった。ここでも、オバサン4人組に先を越される。いったいあれだけ待たされたのは何だったんだ?って言うくらい出国はすんなり。そのまま、免税品を受け取る為に28番ゲートを目指す。免税品を買った時に「何で28番ゲートなんだ?」って思ったんだけど、ここで謎が解明。要するに28番ゲートで受け取るわけではなく、28番ゲート横にある免税品引渡し所で受け取れって事なのね。無事に免税品と再会し、一先ず私達の搭乗ゲートを目指す。空港内は、天上からの明かりでとても明るく開放的。通路沿いにはいろいろな免税品店が並び、時間があったら見て周るのも面白いだろう。「あっそうだっ、お金を日本円に戻しとかなきゃ」キョロキョロと両替所の看板を探すと、私達のゲートへ行く途中にありラッキー。ここの両替所はコインもOKだそうで、妹は全部を換金していたが、私は紙幣のみ。それにしても、広いわねぇ〜これなら、トランジットがあっても時間を潰せるかも?フード関係も以前の空港なんて問題じゃないくらい充実している感じ。私はどうしてもコーヒーが飲みたかった為、途中にあったシナボンでコーヒーとミニシナボンをテイクアウト。ここで食べてもよかったんだけど、ガイドさんの言った事を忠実に守ったのだ。私達の搭乗口は一番奥。途中にもいくつかゲートがあり、総ガラスの窓?壁?からは明るい日差しと外の様子が目に飛び込んで来る。行き交う人は人種もそれぞれ、ソウル市内では殆ど白人系の人は見かけなかったんだけど、さすがにここはハブ空港、トランジットだろう?たくさん見かけるようになった。搭乗口までの距離が長い為、通路の中央にはムービングウォークだっけ?動く歩道が完備されている。
搭乗口カウンターの近くに座りふと外を見る。「何か景色が変だわね?」暫く考える私「ゲッ!私達が乗る飛行機が無いじゃん!!!って事は、どういう事よ?」そうです、必然的に出発が遅れるって事ですね〜ハハッ・・・笑い事じゃないっつうに!そこへ駄目押しのアナウンス「名古屋空港で昨日降った雪除去の為、出発が遅れました。こちらに到着し次第、点検後搭乗を開始致します。今しばらくお待ち下さいませ」いったい何時間遅れるのさ?またも2日前の嫌な光景が目に浮かんで来た。出発のみならず帰国までも空港で1日過ごすってか?いったいあたしが何をしたの?何の恨みがあるの?ネガティブな思いが駆け巡るばかり。



28番ゲート。ここの右側に受け取り場所

それぞれ、免税店別になっています

とても明るいインチョン空港!そして広いっ!

日航の搭乗口は、一番奥。かなり歩いたわ



まだ飛行機の到着していない私達の搭乗口

到着が遅れている為、まだ人もまばら

やっと到着した名古屋行き

奥の方にも続いてる搭乗口(ユナイテッドの機体?)


「もうどうにでもなりやがれいっ!(失礼)」今回は天候の影響なので、飛行機会社に八つ当たりは出来ないが・・・ついつい逆恨みしてしまうわ。さてと、我に帰って「どれだけ遅れるか分からないから、日本に電話しとく?」私はこういう時の為に海外でも使える携帯を持ってるんだけど、アホな事にその掛け方マニュアルを忘れて来てしまったのだ。「公衆電話、探して来るわ」
コインは十分持っている。がしかし、探し当てた電話を見てがっくし。全てプリペイドカード式、コイン投入口など一つもないのだ。既にウォンは換金しちゃったし、クレジットカードはバックの中だし「止めたっ!」すごすごと戻る羽目になったのでした。妹に「ダメだったわ、コインじゃ掛けれんかった」妹「無理に連絡しなくてもいいよ」しかし、そう言われてもなぁ〜掛けると言ったからにゃぁ掛ける、ついつい意地になる性格?「裏覚えだけど、この携帯で1度トライしてみるわ」
「KDDIだから001で次は・・・市外局番の0を取って、自宅の番号でいい筈」通話のボタンを押して耳に当てるとちゃんと呼び出し音が聞こえたのだ。「オオッ、通じたよ」妹にそのまま電話を手渡す。暫くして妹は「日本じゃないよ。韓国語で話してる」「エエッ、んなバカな」電話を受け取り耳にする。「○▼■○×○」突然の韓国語に一瞬パニクル私。思わず、何も言わずに通話を切ってしまった(謝るのを忘れました。ここでゴメンなさい)「ホントだ、でも何で?」ちゃんと掛けた筈なのに・・・暫くして、国番号(81)を入れるのを忘れた事に気付いたのでした。でも、もしまた間違ったら嫌なので結局掛けるのは諦めましたとさ(持ってる意味無〜いじゃん)
こんなアホな事をしてる間に時間は過ぎて行き、今までガラガラだったイスも満席に近くなって来た。再び入ったアナウンスでは、搭乗は予定よりも1時間ほど遅れるとの事。1時間なら、許せる範囲よね。12時20分位だったろうか?やっとこさ名古屋からの便が到着。何気に眺めていると、そこそこの搭乗率であった(明日から旧正月なのに)1時過ぎ、いよいよ搭乗開始。
1時間遅れのまま、飛行機は名古屋空港に到着。帰りは偏西風の関係か?2時間を大幅に切るのが面白い。FAの人は大変よね。軽食とドリンクを出したり下げたり。本当にあっという間だもの。行きの便では飛行機に酔った妹も帰りの便では異常なし(ちゃんとゲ○袋あったのに)
妹は絶対に機体のせいだと言い張る。まぁ〜確かにアシアナの機体は、このJALや大韓の機体と比べると極端に狭かったのは確か。私も「これが国際線?」って思ったからねぇ〜。


順調に飛行機を降りて、入国審査へ。さほど列は出来ていない。がしかし、ここでまた例のオバちゃん4人組とバトル。私達の前を小走りに走り抜けて行く4人組。それぞれが、目ざとく列の少ない所へ一目散!すっスゴイ、一瞬にして嗅ぎ分けるあの本能と反射。私達の方がまた後れを取った。さてこの後、いよいよ因縁の荷物受け取り。私は今までの旅行で直ぐに出て来た例がないのだ。ふと前を見るとオバちゃん4人組、キャリーを手にして一番前で準備万端。ここでも密かにバトルの炎がメラメラと(これは私達の自己満足なんですがね)どっちの荷物が早く出て来るか?1周目、2周目、やったぁ〜見覚えのあるスーツケース、私のである。妹に「スーツケース、出て来た?」「う〜ん・・・あった!」よっしゃぁ〜!!最後でドンデン返しじゃ。その時点でオバサン4人組は、まだ1つも手にしていなかったのである。正義の味方?は最後に勝つのさぁ〜
税関もスムーズに抜けて、入国完了!!名古屋の気温は4度位って事だったけど、外へ出た私達の一言「全然寒く無いじゃん」普段なら縮み上がる気温だけど、あのソウルの気温を体験した後ではこんな温度、へでもない(失礼)ってのが実感だった。バスのチケットを買いバス停へ向かうと、2分遅かった。バスはさっき出た所。暫く待って到着したバスターミナル行きのバスに乗り、夕方間近で込み始めた道を帰路に着くのであった。今回の旅行は、たった2泊3日。
遠いようで実に近い国、韓国。私にとっては、初アジア滞在。いきなりの大ハプニングで、消化不良の旅となってしまったけど、またいつか訪ねてみたいと思う今日この頃。

さぁ〜て、次はアメリカへ向けて準備開始だっ!と思ったのも束の間、世界情勢がとんでもない事になって来てしまった。出発前からハプニングかよ〜。どうしても、ハプニングからは逃れられないのね?私って・・・ど〜してっ、ど〜してぇ〜〜〜〜〜〜



    


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